毎日同じリズムで同じことしながら生きる人生

毎日同じことを繰り返すだけの人生は良くないのだろうか。

グローバル化やインターネットの発達により、人間は何でも簡単に欲しいものが手に入るようになり、やりたいことをなんでもやれるようになった。もちろん経済的に、法律的に、物理的に不可能なことは多々あるが、少なくとも挑戦する手段を簡単に調べられるようになった。また、その様子を実際にYoutubeに投稿する人もおり、さらに自分がやりたいことを成し遂げるハードルは下がっている。

生きているうちにやってみたいことは誰しもあるだろう。それを実現できたらもちろん嬉しいし、そのすべてを実現できる可能性が高まっているのは喜ばしいことだ。そして、多くの人々が次々にやりたいことを実現して、幸せな生活を送っていることは祝福したい。

しかし、そんな世の中になると、世間では自分がやりたいことをやらないなんて人生を損しているという風潮が出てくる。自分のやりたいことを実現する手段は分かっているのに、それをしないなんてもったいないと人々は言うが、そんな風潮に私は異議を唱えたい。

いま現在、私は毎日・毎週ほぼまったく同じスケジュールでの生活を送っている。もちろん内心ではあれをやってみたい、これもやってみたいということがあるが、それ以上に毎日同じことを繰り返す人生による安定感や成長している実感こそが、自分の人生に幸福感をもたらしていると感じている。

午前:趣味

朝はアラームをセットせず、自然と目が覚めたときに起床。前日に用意した朝食を食べて、そこからは趣味に没頭。

午後:パート

週の半分はパートへ、シフトがない日は趣味を続行。年末年始も長期休暇もない、決まった曜日、時間で動く典型的なパート。

夕方:料理

パート帰りに買い物に行き、帰宅後に食事の準備。母親が父親のために用意する分とは別に、食生活改善メニューを用意。その日の夕食、翌日の朝食をまとめて調理。これも毎日同じ食事を食べる。

夜:筋トレ

限界まで追い込むような筋トレはしない。とにかく毎日続けられる筋トレをして、お風呂に入ってさらに代謝を上げる。

就寝:勉強

就寝までの時間は資格の勉強。翌日の朝の起きる時間を心配する必要はないなので、寝落ちするまでひたすら勉強。

こうして毎日同じリズムで生きる感覚を身に着けると、いままでハードルが高いと思い込んでいた筋トレや勉強もまったく苦と思わずに行うことができる。ルーティーンになるまで難しいかもしれないが、そこは我慢である。

もちろん毎日新しい経験を求めて生きていく人生も素晴らしいだろう。しかし、毎日ただひたすらに同じことを繰り返すことによって、今までの人生で成し得なかったことを達成できることもあるのだ。

ちなみに私はまだその成し遂げる過程にいるだけなので、あまり偉そうなことを言う立場にはない。だがこの毎日同じリズムで同じことしながら生きる人生で、幸せを感じ、新たな幸せを掴んでみせる。

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